INAC神戸“難産”の末に今季初星

 「なでしこリーグ、INAC神戸2‐0新潟」(13日、ノエスタ)

 4試合が行われ、4連覇を狙うINAC神戸は新潟を2‐0で破り、今季初勝利を挙げた。新加入のMF増矢理花(18)が2得点の大活躍を見せた。勝ち点はINAC神戸が3で、新潟は4。首位の浦和はAS埼玉に5‐0で大勝し、開幕から3連勝。千葉は吉備国際大を、岡山湯郷は伊賀をそれぞれ2‐1で下した。

 INAC神戸に待望の初勝利をもたらしたのは、18歳の増矢だった。徳島県出身で、JFAアカデミー福島を卒業したばかり。南山の負傷で2戦目から先発に抜てきされた。前半14分に右足で合わせて先制。後半もセットプレーから頭で決め「(点を)取れると思わなくてびっくり」と目を丸くした。

 前田監督にとっては、J2福岡を率いた12年9月の天皇杯2回戦以来の公式戦勝利。昨季途中から指揮した鳥取では1勝もできず、今季から指揮したチームでも開幕2連敗。「選手の頑張りが全て」と、試合後は選手一人一人と握手してねぎらった。

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