なでしこ9発4強!29日ベトナムと対決
「アジア大会、サッカー女子・準々決勝、日本9-0香港」(26日、仁川)
2連覇を狙う日本は香港を9-0で下し、4強入りを果たした。前半3分にFW増矢理花(19)=INAC神戸=が代表初ゴールとなるヘディング弾で先制すると、同26分には2得点目。チームはその後も追加点を挙げ、圧勝した。日本は29日の準決勝でベトナムと対戦する。
大勝に今後への期待が膨らむ一方で、一抹の不安もよぎる。そんな試合になった。
19歳FW増矢が4試合目で待望の代表初ゴールを含む2得点。「点が取れてチームに貢献できてよかった」と、はにかんだ。大会初先発のMF猶本も先制点の起点になるなど、役割をこなした。
また、左足首を負傷していたFW高瀬が後半から戦列復帰し、1得点。準決勝以降に向けて弾みをつけた。
ただ、相手の香港はC組で0勝2敗(無得点10失点)の最下位。あまりにもレベルが違い過ぎ、額面通りには受け取れない面もある。「次のベトナムで少しレベルが上がって、決勝でだいぶ上がる。自分たちの意識を下げないようにしないと」とDF岩清水。なでしこは気を緩めず、連覇へ突き進む。