なでしこ3発快勝!連覇へ会心予行練習
「女子国際親善試合、カナダ0-3日本」(25日、エドモントン)
日本はカナダとの第1戦に3-0で快勝した。日本は前半9分、大野忍(28)=アーセナル=のパスを受けた大儀見優季(37)=チェルシーが先制。後半に川澄奈穂美(29)=INAC神戸=らが加点した。
役者のそろった日本が、2連覇が懸かる来夏の女子W杯の予行演習を見事な白星で飾った。地元開催へ意気込むカナダに本番会場で快勝。佐々木監督は「久々に集まった選手たちが厳しい時間を耐え、自分たちのリズムになった時に押し切ってくれた」と話した。
欧州組が加わりベストに近い布陣を組むのは3月以来で、練習は3日間だけ。それでも前半9分、左の安藤から大野を経由し、フリーの大儀見が流し込んで先制した。
新戦力が多かった仁川アジア大会では見られなかった緻密な連係と確かな技術で、攻守がかみ合った。3点目を決めた川澄は「パスを出すところ、仕掛けるところ、やめるところ。全員がしっかり判断できる」と仲間への信頼を口にした。