なでしこ“控え組”が3発初星

 「アルガルベ杯・1次リーグ、日本3-0ポルトガル」(6日、ファロ)

 サッカー女子の国際親善大会、アルガルベ・カップは6日、ポルトガルのファロなどで1次リーグ第2戦が行われ、C組で世界ランク4位の日本代表は、同42位のポルトガルを3-0で下し、今大会初勝利を挙げた。

 日本はデンマークに敗れた4日の初戦から先発を総入れ替えし、永里(ポツダム)らフレッシュなメンバーが出場。前半36分に右CKのこぼれ球をDF川村(仙台)が蹴り込んで先制。後半はMF横山(長野)、FW菅沢(千葉)の得点で突き放した。

 初戦から中1日の厳しい日程で先発が総入れ替えされ、大会初勝利を託された控え組が躍動した。積極的なプレスで主導権を握り、代表デビューだった横山のゴールなど3得点で快勝。6月開幕の女子W杯のピッチを夢見る選手たちがアピールし、佐々木監督は「前回(初戦)のチームより、よくやってくれた」と期待以上の働きをねぎらった。

 ポルトガルは組織的な守備を誇るチーム。日本はじわじわと相手を押し込み、前半36分にCKから川村が蹴り込んだ。後半9分には「得意の角度だった」という横山が左から鋭いミドルシュートを突き刺し、さらに菅沢がダメを押した。

 W杯に向けた選考は大詰めだ。本職の守備でも奮闘した川村が「一致団結して戦った。みんな球際で強くいけていた」と振り返ったように、気合の伝わる内容だった。ベンチで見守った主力も刺激を受けたことだろう。

 激しいポジション争いが生まれれば、チームは活性化する。

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