ハリウッド映画出演断って角界入り
「大相撲初場所」(13年1月13日初日、両国国技館)
横綱白鵬の内弟子として、初場所で初土俵を踏む石浦将勝(22)=宮城野=が29日、ハリウッドの人気映画「Xメン」シリーズの最新作出演を断って入門していたことを明かした。
石浦は3月に日大を卒業後、5月から8月までオーストラリアのアデレードに語学留学。そのとき、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの敵役日本人のオーディションに参加。「一発で合格。衣装も決まっていて撮影も11月と言われていましたし、せりふもありました」と、ハリウッドデビューが決定していた。
だが、相撲のオーストラリア選手権の無差別級で優勝したことで心境に変化が生まれ、断りを入れた。映画に出演していれば鋼の肉体と鋭い爪を持つウルヴァリンに「やられていました」という石浦だが、角界では、やられ役ではなく主役を張る。