三保ケ関親方「地力ある」阿覧に期待
「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、愛知県体育館)
幕内阿覧(29)=三保ケ関=が25日、最後の地方場所に臨む師匠に活躍を誓った。名古屋市天白区の部屋で稽古を始動し「まずは10勝したい。それから次を狙いたい」と、三賞も狙える2ケタ星を目標に掲げた。場所前には約2週間ロシアに帰郷しと心機一転。3年前に三賞を獲得した名古屋で、4勝だった先場所から巻き返すつもりだ。
9月の秋場所後に65歳の定年を迎える三保ケ関親方(元大関増位山)も「阿覧に地力はある。三賞もそうだけど、オレの新十両(69年)、北の湖が横綱昇進を決めたのも名古屋だったね」と、部屋にとって験がいい地で、弟子の奮起を期待していた。