泥酔幕下力士が“大トラ”門松ぶっ壊す
酒に酔って飲食店の門松を壊したとして、器物損壊の疑いで、大相撲のカザフスタン出身力士で西幕下18枚目風冨山泰雅(本名クディバエフ・スイエネシュ、錦戸部屋)容疑者(29)が警視庁麻布署に現行犯逮捕されていたことが7日、同署への取材で分かった。送検後、釈放され「身に覚えがない」と否認している。逮捕容疑は3日午前4時10分ごろ、東京都港区六本木3丁目の路上で、飲食店への入店を断られた腹いせに入り口脇の門松(高さ1・7メートル)を蹴り倒し、壊した疑い。
麻布署によると、風冨山は2日夜から店で飲んでおり、かなり酔っていたため3日午前3時半ごろ退店させられた。再入店しようとしたが、店員に断られた。店員が110番し、駆け付けた麻布署員が逮捕した。
日本相撲協会のホームページによると、風冨山は大相撲で初めてのカザフスタン人力士で、2003年に初土俵。錦戸親方は取材に対し「本当に遺憾なことだ。私の指導が足りなかった。決してあってはならないことだ」と話した。