武蔵川親方、名門復活へ 東京五輪までに関取2人

 大相撲春場所(3月9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)に向け、大阪市住吉区に部屋を開いた武蔵川親方(42)=元横綱武蔵丸、本紙評論家=が21日、「東京五輪までに関取2人誕生」と意気込みを示した。昨年4月に独立し、武蔵川部屋を再興後、初の大阪場所を迎える。

 親方があえて「五輪」を目標にしたのは理由がある。この日未明、ソチ五輪女子フィギュアで浅田真央がフリーで好演技を披露したことに感動。「素晴らしかったね、あの集中力。自分の型を持っている」と相撲にも通ずると感じた。相撲は五輪種目ではないが、6年後の祭典に今から照準を合わせるよう、弟子4人に命じた。

 「今年は弟子を増やして部屋をもっと活気づかせたいね」。元横綱は一歩ずつ、名門部屋の復活を目指す。(荒木 司)

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