故放駒前理事長の愛弟子たち号泣
2014年5月20日
最後に会ったのは今年の正月。「自宅にあいさつに行った。元気でしたから亡くなるとは夢にも思わなかった」。先代の思い出は多いが「いつもまじめにやれと言われた。十両に上がった時、笑顔で喜んでくれたことを思い出します」としみじみ振り返った。
入門15年目の若乃島は、勝てば悲願の関取になれる一番だったが、大栄翔に突き出しで敗れ、支度部屋前で涙を流した。「先代が退職された時、自分もやめると言ったら、最後まであきらめるなと怒られた。これからも悔いのないように頑張ります」。その言葉から深い喪失感がにじみ出た。