初場所の新弟子検査11人全員パス
「大相撲初場所」(11日初日、両国国技館)
初場所の新弟子検査が6日、両国国技館内の相撲診療所で行われ、昨秋の長崎国体少年団体で3位になった埼玉栄高のメンバー、名和魁志=京都市出身、佐渡ケ嶽=や、十両英乃海の弟で日大副主将の岩崎正也=東京都出身、追手風=ら受検した11人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。合格者は内臓検査の結果を待って、初日に発表される。
22歳の松島祐太(大阪府出身)は相撲経験がなく、大阪でガードマンの仕事をしていたときに八角部屋のマネジャーから声を掛けられ、入門を決意した。177センチ、145キロと体格は申し分なく「入ったからには横綱になりたい」と意気込んだ。21歳の斎藤知弥(栃木県出身、陸奥部屋)も乳製品メーカーの工場勤めのサラリーマンだった。
強豪の日大から角界入りした岩崎は兄の英乃海が所属する木瀬部屋ではなく、追手風部屋を選んだ。理由は「憧れの遠藤関を追っ掛けてきたから」とにっこり。日大の2学年先輩の遠藤には「よく来たな」と歓迎を受けたと言い、174センチ、110キロと小兵ながら「まずは関取に上がりたい」と抱負を語った。