照ノ富士、来場所へ最低2桁必要

 「大相撲夏場所・11日目」(20日、両国国技館)

 関脇照ノ富士は横綱白鵬に左からの上手出し投げで敗れて3敗目を喫した。「白鵬に勝っての13勝以上」というノルマを果たせず、今場所後の大関昇進が消滅した。

 照ノ富士について、番付編成を担う審判部の井筒副部長(元関脇逆鉾)は「今場所での昇進は厳しくなった。来場所のためにも、最低でも10勝はしてほしい」と場所後の大関昇進消滅を明言した。最後まで優勝を争っての13勝以上なら、年6場所制となった1958年以降で最速となる三役在位2場所での大関昇進の可能性があった。

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