白鵬、モンゴル語うまく話せない!?
大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)で35回目の優勝を狙う横綱白鵬(30)=宮城野=が14日、2013年から客員教授を務める拓殖大の文京キャンパスで「地域社会人大学 一日入学プログラム」の講演を行った。15歳で来日してから15年。流ちょうな日本語で会場を沸かせた一方で、モンゴル語がうまく話せなくなったという悩みを明かした。
進行役の大学関係者から、「横綱のお姉さんが白鵬関のモンゴル語が変になってきてると言っているが」と突っ込まれると「そうなんですよ」と苦笑い。母・タミルさんからお叱りを受けたという。
「(土俵下から中継される)優勝インタビューで、ときどき両親、国にモンゴル語で感謝の気持ちを伝えるんですけど、お母さんから電話がかかってきて『あんた、もう少しモンゴル語を勉強しなさい』って言われることもある」と笑わせた。
日本語はご存じの通り流ちょう。「新関脇の2005年春場所。琴欧洲関と対戦したときに、会場から『白鵬、外国人に負けるな』って言われた。ちゃんと勝ちました。そのくらい(日本人と)似てる、近いものがある」。「食べ物が大事だ」と力説しながら、実は「あずきがダメ。あの粘つく甘さというか。ケーキやチョコは食べるんだけど」。白鵬先生の独演会に、聴衆はすっかり心をつかまれていた。