朝弁慶新十両に昇進も親方が主役奪う?

 日本相撲協会は9月30日、東京・両国国技館で九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を開き、朝弁慶(26)=高砂=の新十両昇進を決めた。神奈川県出身の新十両は、93年春場所の朝相洋(高砂)以来。同部屋からは06年夏場所の皇牙(おうが)以来の関取誕生となり、師匠の高砂親方(59)=元大関朝潮=には久々に明るい話題となった。再十両は東龍(玉ノ井)と大道(阿武松)の2人。

 会見の主役は朝弁慶のはずだったが、途中からは師匠・高砂親方のマシンガントークがエンジン全開。名門部屋に、9年ぶりに待望の新十両が誕生したとあって久々に“大ちゃん節”も絶好調だ。

 12月で還暦を迎えるが、「オレも定年まであと5年。これから面白くなってきそうな感じだよ」と笑った。

 10年1月場所を最後に引退した横綱朝青龍が在籍した時は、数々のトラブルに泣かされただけに喜びも倍増。「まあ大変だったね。(朝青龍で)マスコミに追いかけられ、部屋の看板は傷つけられ、オレの心も傷ついた。でも今日は気分いい」

 朝弁慶が「師匠のような人気のある力士になりたい」と抱負を語ると、「やっと大きな体が生きてきた。自分くらいになってくれたらいいけどね」とまんざらでもなさそうに話した。

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