白鵬、初稽古も左肘に原因不明の痛み
「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)
36回目の優勝を目指す横綱白鵬(30)=宮城野=が3日、東京都墨田区の宮城野部屋で新年の初稽古を行った。
念入りに四股、すり足を繰り返したが、しきりに気にしていたのが左肘。「(どこでけがをしたのか)自分でもよく分からない。(昨年末から)気になるなあと思って、ずっといじっちゃうんだよね」と原因不明の痛みがあることを明かした。
昨年秋場所前に足に痛みを抱えながら稽古をし、無理がたたって途中休場に追い込まれた。ここでの無理は禁物だ。
年末年始は5日間の休みをとり、家族と沖縄・石垣島で過ごした。体を動かしたのは30日に四股を踏んだだけ。初日まで1週間しかないが、「(肘は)沖縄でだいぶよくなった」という。
場所前は初日1週間前の月曜日から出稽古に行き、関取衆との申し合いをやって仕上げに入るのがいつものペース。今場所は正月休みもあってそうもいかない。ギリギリの調整となるが、「まずは、目標は初詣に行くこと」とマイペースを強調していた。