新井、乱入アニキにイジられ納め

 阪神の新井貴浩内野手(35)と、新井良太内野手(29)が30日、広島市内のジム「アスリート」で今年最後の自主トレを行った。今季限りで現役を引退し、痛めた右肩を強化している金本知憲氏(44)が、弟分の練習納めに“乱入”。新井は同氏からいじり倒され、苦笑いで2012年の練習を締めくくった。

 ケガに苦しんだ2012年の練習納め。すっきりと終わるはずだったが…。新井を待っていたのは、金本氏の手荒い愛のムチだった。アップを終えてウエート場に向かうと、あいさつ代わりのジャブが飛んできた。

 金本氏「ダイエットは終わったか?」

 新井は表情を変えず、視線も合わさずにこれを無視した。シーズン終了後から右肩のリハビリに取り組み、「アスリート」では今オフ初の自主トレ。雑音は流して右肩の強化メニューに集中したが、金本氏は“口撃”を続けた。

 金本氏「来年は新井が4番か?代打の切り札ちゃうんか?でも、接戦には使えない代打やな。ノーアウトランナーなしとか、併殺がない場面とかな。3点勝っている時か?いや、九回5点差の代打やな」

 新井はこれも相手にしない。すると、金本氏は自身のトレーニングを終え、ジムのスタッフに「竹刀を買っておいて。木刀でもいいよ。新井を鍛えるためにね」と言い放って、ロッカーへ引き揚げた。

 だが、このままでは終わるはずもない。金本氏は帰り際、レッグプレスに取り組む新井を見つけるとニヤリと笑い、再び近寄った。

 金本氏「ここに来たら(ウエートを)やるんやのお。いきなりやって大丈夫か?アピールか?」

 新井「(普段から)やってないわけないでしょう」

 新井が応戦すると、金本氏はここぞとばかりに新井良を巻き込み、報道陣にシーズン中の新井の練習姿勢を“暴露”した。

 金本氏「俺は(ウエートの)時間帯が一緒やけど、やっとるのを見たことないぞ。あいつは5時間、サウナに入っとる。アピールすることに神経を使いすぎるから、バッティングがダメなんや」

 ここで新井が苦笑いで「早く帰って下さい!よいお年を」と約2時間に及んだ“口撃”を強制終了。金本氏は「よい人生を」と返し、満足そうな笑顔で帰途についた。

 新井は「(金本氏は)自分と会う機会がなくなって寂しかったんだと思うよ。きょうも楽しかったんじゃない?喜んでくれたら俺もうれしいよ。『きょうは久々に新井に会える』ってウキウキしてたんだと思うよ」とお返し。久々の掛け合いから金本氏の高い期待?を感じ取った様子だった。

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