福留さん倒す!隼太、沖縄C練習漬け

 阪神・伊藤隼太外野手(23)が25日、大阪市の大阪天満宮での福玉まきに参加し、2月の沖縄キャンプでは、24時間練習漬けの日々を送る意気込みを口にした。宜野座球場はもちろん、宿舎でも時間を有効に使って練習に取り組む考え。福留の加入も関係ない。レギュラー争いに勝ち抜くため、がむしゃらに汗を流す。

 南国の日差しを浴びながら、ひたすらバットを振る。走り込む。ウエートでは体に刺激を与え続け、ひたすら汗を流す。わずかな時間もムダにはしたくない。勝負の2年目は練習漬けの日々。伊藤隼は、準備も覚悟も整えている。

 「実戦もありますし、ある程度量をやる必要もある。試合があっても(室内では)夜もできますし。数を打たないと分からないこともある。ホテルでも24時間、ウエート(場)も使えると聞いてますし、グラウンドに行かなくても(できる)」

 レギュラー争いに勝ち抜くためには練習するしかない。どのように練習に取り組み、さらなるステップに進んでいくのか。イメージは描けている。他のライバルとの差を埋め、広げるためにも不可欠な個人練習。できる限り時間を有効に使い、いくつかの施設をフル活用していく考えだ。

 チームが全体練習を行う宜野座球場での練習はもちろん、汗を流すのはそこだけじゃない。今キャンプからチームの宿舎が「沖縄残波岬ロイヤルホテル」に変更され、そこに隣接する形で新たに室内練習場が建設された。夜間の使用も可能ということもあり、打つ量にこだわる伊藤隼には申し分のない施設だ。

 また、昨年も早出の守備練習などで使用していた金武町ベースボールスタジアムでは、守備練習だけでなく打撃練習も可能となる。「どういうスケジュールか、どういう流れか分からないですが、効率的にやりたい」。まずはキャンプの流れを見た上でのことだが、最高の環境を存分に生かして、レベルアップを図る。

 キャンプへの意気込みは、現在の状態に手応えがあるからこそのものでもある。「(去年のキャンプインより)体重は2、3キロ軽い。オフに入った時と変わってない。動くトレーニングを多めにしたので」。1月は沖縄で巨人・高橋由らと合同自主トレで調整し、技術面にも磨きをかけてきた。自信はある。

 この日は、大阪天満宮で福玉まきを行った。集まったファンには「今年は、個人ではレギュラーを取って、チームとしては優勝に向けてがんばっていきます」と決意も口にした。待ち受ける福留らとのレギュラー争い。一歩も引く気はない。努力は実を結ぶと信じて、自らをいじめ抜く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス