マートン先輩がコンラッドに太鼓判
間違いない!阪神のマット・マートン外野手(31)が28日、甲子園の室内練習場で自主トレを行い、新加入のブルックス・コンラッド内野手(33)の活躍に太鼓判を押した。来日初年度に成功する秘けつに親日精神を掲げ、C砲にその資質があると、日本野球を知る先輩がジャッジした。
「日本で成功するためには、リラックスすることと野球を楽しむことが大事。それに日本を好きになること。少し好きなくらいじゃダメ。ブルックスは日本が大好き。だからダイジョウブ」。サムアップポーズを決めたマートンの口元が緩んだ。
シーズン214安打の日本記録を樹立した3年前、自らも同じ道をたどった。元メジャー戦士の誇りは持ちつつ、決して日本野球を見下さず、敬意を持って関係者に接し、試合に臨んだ。それが好結果を呼んだ一因だと自負している。
この日、一緒に区役所に向かう車中で、コンラッドの日本知識レベルを探った。「日本語を覚えようと辞書で調べたりしてるし、日本の文化も学ぼうとしている。いい心の持ち主だよ」。頂点奪取へともに戦うことへの頼もしさを覚えた。
3時間の練習では走り、投げ、打ち、鍛えた。昨年の来日時より5キロ絞り込んだボディー。臨戦態勢は徐々に整いつつある。目指すべき唯一無二のゴールに向けて、MCタッグが夢をかなえる。