小豆畑バズーカ!先輩捕手に宣戦布告
アズバズーカ発動!沖縄合同自主トレ中の阪神ドラフト4位・小豆畑真也捕手(24)=西濃運輸=が29日、初めて二塁への送球練習を行った。そこで、日高ら1軍選手を驚かせる持ち前の強肩を披露。自身最大の武器で先輩超えを果たすことも誓った。
本塁の指定席に座った小豆畑から放たれた“バズーカ”。後ろから見ていた日高、小宮山、清水が声をそろえて驚いた。「お~速い」。「すごいな」。これが新人の肩か‐。プロの1軍捕手が度肝を抜かれた。
沖縄入り後、初めて行われた捕手陣の二塁への送球練習。「みなさん球の回転や球を持ち替える速さ、それに目に見えない技術もあるので勉強になります」と、小豆畑はプロのレベルの高さを痛感した。
それでも「自分はスローイングを一番の武器にしていきたいんで(先輩に)負けないようにしていきたいと思います」。捕球や打撃面では力量不足を自覚していたが、最大の武器では1軍クラスに“宣戦布告”するぐらいの自信を持っている。
一方で、肩だけで正捕手を奪えるほど甘くはないことは承知の上だ。「(送球の)安定感が勉強になる。正確に速く強くを一番意識しているところなので、そこを教えてもらえれば自分はもっと良くなると思います」。自慢の強肩に磨きをかけるために、向上心も忘れてはいない。
練習後の取材中、最後のチームバスに置いて行かれそうになる“洗礼”を受けた。本気で驚き、苦笑いでバスに乗り込んだ1年生捕手。沖縄での正妻バトルでは置いて行かれることなく、先輩を追い抜いてみせる。