コンラッド 低め変化球の見極めOK
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神のブルックス・コンラッド内野手(33)が、フリー打撃で松田と志願の対戦。右翼へ特大のアーチをかけ、低めの変化球にもしっかりと対応する姿に巨人の007も警戒警報を鳴らした。
松田の直球を完ぺきにとらえると、打球は右翼芝生席に飛び込んだ。客席から拍手がわき、大砲としての片りんをのぞかせた新助っ人。だが目を見張ったのは長打だけではない。松田が低めに投じたフォークを見極め、カットするなど対応力の高さを示した。
「ボールもよく見えていたし、ちょっと直球に差し込まれたけど、まぁまぁ」とコンラッド。水谷チーフ打撃コーチも「スイングにクセがないし、思ったよりやるかもしれん」と評価した。ただそれ以上に目を見張ったのがGの007だ。
三井統括ディレクターは「左より右の方がいいね。対応力がありそう。マートン、コンラッド、福留、西岡、この4人が働けば優勝候補。現状ではね」と語り、「また実戦を見に来ます。見なきゃいけない助っ人がいるから」。内海、杉内ら豊富に左腕投手を抱えるだけに、徹底マークを予告した。