和田阪神、ベスト布陣で侍に臨む
「WBC強化試合、阪神-日本」(26日、京セラ)
阪神が26日に京セラドームで戦う侍ジャパンとの練習試合に、ベストメンバーで臨むことが25日、明らかになった。当日はベテランの桧山を除き、福留、西岡、両外国人らが出場予定。侍ジャパンには各球団のエース級が名を連ねており、新打線を試すには絶好の機会となりそうだ。
福留、西岡、コンラッドが名を連ねる2013型猛虎打線。沖縄での対外試合7試合で52得点を奪った実力は本物か、否か。和田監督は「各球団のエース級にどこまで対応できるか、バロメーターになる」と語った。ベテラン桧山を除き、現時点でのベストメンバーで臨む方針だ。
もちろん代表チームが1次ラウンドを勝ち抜くための強化試合だが、阪神にとってもメリットがある。各球団のエース級が一堂に会しており、2月の段階でトップレベルまで調整ペースを上げている。侍ジャパンの先発予定は巨人のエース内海。新戦力の西岡は「この時期に同一リーグの一線級の投手がそろっている。それを見られるのはプラスになる」と言う。
救援陣にも広島・今村などここ1、2年で台頭してきた投手も多い。新戦力の選手にとってこの機会を逃せば、侍ジャパンが決勝ラウンドに進んだ場合、開幕後にぶっつけ本番で戦うことになる。開幕ダッシュを決める上で、あらかじめイメージを持って初対戦を迎える方が有利。指揮官も「(新戦力が各球団のエースを)見れるのは良いんじゃないかな」と言う。
西岡は「あと1カ月で2つ、3つギアを上げて100%に持って行く」と今後の調整プランを口にした。その中で貴重な舞台となる侍ジャパンの強化試合。開幕後の前哨戦として、各球団の主力投手に全力でぶつかっていく。