藤浪の新たな“敵”は「PM2・5」

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が6日、甲子園球場で練習を行い、次回登板となる9日の日本ハム戦(甲子園)に向けて調整した。

 この日は、甲子園のブルペンで約40球。「コントロールにばらつきはあったけど、球自体は良かった」。他球団の研究について「もちろん、しないとダメ」としながら、オープン戦期間中は「自身の状態を上げることが大事」と、体調面を含めた調整に専念する。

 そんな新人右腕に、花粉症に続く新たな“敵”が出現だ。藤浪が気に掛けているのが、中国の大気汚染で発生した微小粒子状物質(PM2・5)。九州など日本各地にも飛来しており、健康被害の可能性があると、問題になっている。

 練習開始前の午前9時、甲子園上空に白いもやがかかっていた。PM2・5との関係は分からなかったが、藤浪は「球場に入る時に(空気が)白いなと思いました」と気になった様子だ。普段から体調管理に高い意識を見せており、いろいろと敏感になっている。

 そして「PM2・5ですよね。大変らしいですね」と警戒を強めた。敵は他球団の打者だけではない。開幕ローテ入りへ、一分のスキも見せない調整を続けていく。

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