藤浪“黄金の右手”は手入れも万全
爪のケアも万全だ。阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が7日、爪切りではなく、ヤスリで爪の手入れしていることを明かした。これも“一流のこだわり”だ。
「爪が割れないようにヤスリで短くしてます。ピッチャーとしては当然だと思います。ボールをつかむ3つの指(親指、人さし指、中指)に関しては、伸びてきても爪切りは使いません」
こう平然と言ってのけた藤浪。高卒ルーキーにしてここまでのこだわりを持つのは珍しい。「割れやすいタイプではないので」とマニキュアを塗ることはない。だが最速153キロの直球や多彩な変化球を操る“黄金の右手”はこうして日々、手入れされている。
9日には2度目の実戦マウンドが控えている。相手の日本ハムについて「去年パ・リーグを制して日本シリーズに進出したすごいチーム」と印象を口にした。だが、相手はどこでも同じ。自分のやることは変わらない。「ハムは嫌いではないです(笑)。あったら食べます」と話す藤浪が、昨季のパ・リーグ覇者に挑む。