阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１８）＝大阪桐蔭＝が２１日、テレビゲームの世界でもレベルアップすることを誓った。２０日にゲームソフトの「プロ野球スピリッツ２０１３」が発売され、ルーキーの藤浪も登場している。

　「パワプロ（実況パワフルプロ野球）やプロスピは弟とよく対戦していました」と藤浪。気になる自身の能力値は、プロでの実績がないため高く設定されていない。だがユーザーがゲーム内でポイントをため「覚醒」という機能を使用すると直球のスピードは１５３キロから１５６キロに上がり、カットボールなど変化球の数値もアップさせることが可能だ。

　「弱いのに（自分で自分を）使っても打たれるだけなので」と苦笑いしていた藤浪だが、それを知ると「強くなれるように頑張ります」と無邪気に笑った。

　開幕まで最後の登板となる２４日のオリックス戦（京セラ）に向けて、この日は甲子園のブルペンで約５０球を投げた。ＷＢＣから帰ってきた能見や鳥谷と談笑する場面もあった。日本を代表する２人のようにゲームの世界でも“超一流”を目指す。