新井、6番で今季初スタメンも4タコ…
「広島6-1阪神」(7日、マツダ)
夜8時過ぎ、広島から神戸に戻った阪神・新井は次戦に頭を切り替えていた。「打順は関係ない。いろいろと考えても仕方がないし、野球をする時は、しっかりと準備をして、しっかりとプレーするだけだから」。駅のホームを歩きながら、再出発の気持ちを明かした。
6番一塁で今季初先発し、4打数無安打。前田健に2三振を喫するなど、結果を残せなかった。試合後、先発復帰について問われ「特に何もない。マエケン?良かったんじゃない」と、言葉少なにバスに乗り込んだ。
復帰場所は経験豊富なクリーンアップではなく、6番だった。長らく務めた定位置の奪回にこだわらず、与えられた場所で復権を期すことになった。9日からの今季初の巨人戦については「いい準備をする」ときっぱり。わずかとはいえ依然プレーに制限のかかる右肩痛を完治させ、攻守で存在感を示す。