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小嶋別人やん…二回途中６失点ＫＯ

2013年4月28日

　１回、あっさり先制を許し肩を落とす小嶋（左）＝撮影・園田高夫

　立ち上がり、簡単に２死を奪った。続く井手の中前へ抜けそうな打球は西岡が好捕し、一塁へ転送した。タイミング的にはアウト、そしてチェンジ‐。だが新井の捕球ミスで状況は一変した。ここから７番・松本まで悪夢のような５連打。「少しボールが高かったので、そのあたりが良くなかった」。変化球も直球も痛打されたのはベルトゾーンの高さだった。

　二回には１死から投手の藤井を四球で歩かせた。ここから傷口を広げ、井手、ブランコに連続適時二塁打を浴びた。６点を失ったところで降板。２０日のヤクルト戦で２年ぶりの白星を挙げ、自身にもチームにも勢いをつけたいマウンドだったが「やっぱりまだまだ…コントロールが悪い」と自らを責めた。

　中西投手コーチは「緩急が持ち味の投手だから、ボールが高いとね。あそこで踏ん張らないといけない」と初回、ブランコ以降の投球内容を課題に挙げた。次回に関しては「これからだけど、前回、抑えたヤクルト相手だから」と話した。修正点は制球力かの質問に「はい」と力を込めた左腕。その真価が問われる。

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