【2軍】北條不振でスタメン落ちの危機
「ウエスタン、広島3‐2阪神」(5日、マツダ)
阪神ドラフト2位・北條(光星学院)がスタメン落ちの危機だ。この日は「8番・遊撃」で出場。同点の八回1死、土生の二遊間へのゴロをはじいた。この失策が決勝点につながり、チームは連敗。平田2軍監督は「考えんといかん」と7日・中日戦での先発はく奪を示唆した。
決して難しいプレーではなかった。北條に悔しさが一層こみ上げた。「投げることを考えてしまって…。大事なところでのエラーはいけない」。2点を追いつかれ、流れの悪い中でのワンプレー。筒井2軍内野守備走塁コーチも苦言を呈した。
「あの形でエラーするのは話にならない」。最近は守備に安定感が備わりつつあっただけに、厳しい言葉が口を突いた。6試合無安打ということもあり、指揮官は「打てない、守れない、走れないでは…。力不足や」と突き放した。
育成試合を含め、遊撃で12試合連続先発出場を続けてきた。1年目ながら期待されている証拠だ。筒井コーチは「あのプレーで(何かを)感じないといけない」と奮起を促した。新人だからミスもする。そこからはい上がれるかは北條次第だ。何かを感じ、考えろと。