TG米国開幕戦は「収支の問題だけ」
巨人との来季開幕カードの米国開催に向けた視察などを終えて、6日に帰国した阪神の南信男球団社長(58)が7日、西宮市内の球団事務所で取材に応じ、「(米国開催は)まだ本決まりではない。ネックは収支の問題だけ」と現状を説明した。
開幕戦開催地候補であるアナハイムのエンゼルスタジアムにも足を運んだ南社長は、「まずは収支をはじいてから。数億円の赤字を出してまで米国でやる意義がタイガースにあるかどうか」と述べ、米国開催の是非については「6月ぐらいまでに判断する」との見通しを示した。
加藤コミッショナーも希望している米国開幕は南社長によると、2014年に前身の大日本東京野球倶楽部が創設80周年を迎える巨人主導で進行中という。構想では開幕戦を巨人主催でロサンゼルスのドジャースタジアムで行い、阪神は2戦目を主催する。
また今回の渡米には渉外担当者も同行していたが、南社長は「編成部門は本部長とGMを中心にやっている」とし、新外国人選手の調査は担当者に委ねていることを強調した。