久保「超ポジティブ思考」で汚名返上だ
逆にツイてる!?阪神・久保康友投手(32)が9日、「超ポジティブ思考」で連続試合失点から脱出する考えを明かした。この日は、10日からのヤクルト戦へ向け空路で松山へ移動。交流戦前最後の3連戦で、虎の守護神が汚名返上に燃えている。
ここまで登板4試合連続で失点している。それでも次の出番は巡ってくる。落ち込んではいられない。「(抑えの)今年は、気持ちをフラットにしていかないといけないと思う」。気持ちの波が、チームの勝敗に直結するポジション。だからこそ、苦境の中で光明を探し出した。
4試合連続失点に関しては「シーズンで何度もあることじゃない。もう無いですよ」と前向き。それも「状態は悪くない。球も走っている」という自身の現状に自信があればこそだ。
4試合中3試合で守備のミスが失点に絡んだ。これも「昨日も(同点後に左翼の)俊介がファインプレーで、サヨナラを防いでくれていますから」と、感謝の気持ちを失わない。「(失点した試合は)4つ負けてもおかしくないのに、チームは2つ勝ってくれましたから」と、超ポジティブだ。
中西投手コーチは八回までの中継ぎを安藤、福原、筒井、加藤で臨機応変に起用する考えを示しながら「(久保の)九回は変えない」と明言。「いい形で交流戦に入りたい」と話す守護神が、チームの信頼を背に、完ぺきな燕封じを見せる。