ボイヤー鳴尾浜で練習 クイックに自信

 阪神の新外国人、ブレイン・ボイヤー投手(31)=前ロイヤルズ傘下3A=が28日、鳴尾浜で練習に参加し、クイックモーションに自信を見せた。

 「クイックには自信があるよ。ランナーがいなくても、クイックで投げるからね」

 そう言ってその場で報道陣に投球フォームを示してみせた。クイック投球は中西投手コーチからチェックポイントに挙げられているが、「問題なし」を強調した。日本野球の対策もバッチリだ。

 「スタンリッジから日本のストライクゾーンや、セットポジションではしっかり止まるようにアドバイスをもらったよ」

 さらにテニスボールに約50センチの棒を突き刺した相棒も披露した。「リリースの位置や腕の振りを確認するのさ。ペニーと名付けてるんだ」。『ペニー』を使ってシャドーピッチングしてからキャッチボールするのがボイヤーのルーティンだ。

 キャッチボールでは栗山通訳を座らせ、強いボールを約20球投げた。「まだ少し時差ボケはあるけど、順調にきているよ」。29日は中西投手コーチの前でブルペンに入る予定。新助っ投が少しずつベールを脱いでいく。

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