ボイヤー、新球カットに手応え十分
新球でいざ勝負だ。阪神の新外国人、ブレイン・ボイヤー投手(31)が20日、甲子園室内での練習に参加し、新たにカットボールを習得したことを明かした。アメリカ時代にはなかった球種で、来日後に必要性を感じて練習。手応えもつかんでおり、1軍でも披露して相手打者のバットをへし折る意気込みだ。
「(カットボールは)自分の腕の出方とかを考えても、自分に適している。いい感じでいっている。握り方も心地良く、いい感じになっている。明日でも使えるよ」
19日のシート打撃で、自慢のカーブで主力打者から3三振を奪った右腕が、さらなる武器を携えていた。この日はスタンリッジとのキャッチボールで、入念にカットボールの感触を確認してアドバイスを受けた。「カットボールを投げる人にアイデアをもらっている」。日本の打者を意識した新兵器となる。
「(日本では)初球で真っすぐを投げるのは難しい。初球の入り方を考えて。左バッターのバットを折れる変化球だ。(練習したのは)日本に来てからだ」
時折笑みを交えながら話す表情に、充実感が漂った。まだ練習して日が浅いとはいえ、自信はたっぷり。左打者の胸元をえぐり、バットを真っ二つに折る。終盤のリレーの一角として期待される助っ人右腕。21日からのDeNA戦、鮮烈デビューの準備は整っている。

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