西岡に休養日設ける…長期離脱回避へ
勝負の時へ、リードオフマンに休養指令も辞さない構えだ。阪神・和田豊監督(50)は29日、左膝痛を抱える西岡剛内野手(29)に関し、6連戦が続く中で休養を与えながらの起用方針を示唆した。
前半戦から痛めていた患部が悪化。前日までのDeNA3連戦も、1戦目と3戦目を欠場した。その状態を指揮官は「日ごとに違う?そんな感じ。(試合に)出ると次の日が…という感じだな。それが落ち着いてこないと」と説明した。
30日からは6連戦が続く日程。週末には巨人との3連戦も控える。さらに優勝争いは、ここから佳境を迎えるとなれば、長期離脱という事態は避けなければいけないところだ。「本人は行く気満々だけどな」と和田監督。責任感が強く出場を望む西岡に、あえてストップをかけてでも勝負の時への“末脚”を残しておきたい考えだ。
チームは4連敗中。5・5差の首位・巨人に離されないために、目先の勝利も必要だ。そのために西岡は欠かせない存在だが「そんなことは言っていられない。元気なヤツが行くしかない」と、大事な戦力をつぶさないために腹はくくる。
前夜には2年目の西田を緊急昇格させ、試合途中から起用するなど、主力をカバーする戦力探しも続けている。坂を含め、日替わりでの起用も視野だ。すべては覇権を握るため。苦境を脱するために、打てる手はすべて打つつもりだ。