新井兄同点弾!猛虎目覚めさせた一撃

 「阪神6-2ヤクルト」(18日、京セラ)

 眠れる猛虎打線を呼び覚ます、強烈な打撃音を鳴り響かせた。1点を追う二回。先頭で打席に入った阪神・新井が、中沢の高め直球を豪快に打ち抜き、バックスクリーンへたたき込む同点の14号ソロ。これが号砲となり、この回合わせて3点を奪った。

 「早い段階で追いつけたのが良かった。ちょっと詰まったけど、うまく押し込めた感じだね」

 ホームランアーチストとしての技術を凝縮させた一打だ。直球にやや差し込まれた形から、逆らわず、それでいて強く押し返した。「納得の一打っていうか、まあホームランだからね」。今3連戦で2本目のアーチは、今後の本塁打量産を予感させる。

 五回の3打席目にも七條の内角高め直球を強引に振り抜き、左翼フェンス手前まで運ぶ大飛球を披露。完全に本来の打撃が戻った。28本塁打を放った2007年以来、阪神移籍後は初となる20本塁打超えも射程圏内だ。和田監督は「新井の一発で追いつけたのが大きかった」と、主砲としての活躍を称賛した。

 自力優勝の可能性が復活し、巨人のマジックが消滅したことには、「それは全く関係ない。数字的なことは気にしていない」ときっぱり。「タイガースは一戦、一戦だから。明日からもしっかりと戦えるよう、きっちり態勢を整えるだけ」。力強い言葉に、確かな自信を漂わせた。

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