桧山 思い出の広島で「しっかり戦う」
今季限りでの現役引退を発表している阪神・桧山進次郎外野手(44)が16日、17日からの広島3連戦(マツダ)に向けて、意気込みを明かした。広島での試合は、今回の3連戦を含めて残り4試合。数々の思いを胸に、敵地でも戦っていく。
「広島では(思い出は)打つことよりも守備の方かな。緒方さん(現広島打撃コーチ)の100号かもという当たりを捕ったこと」
思い返したのは14年前、99年6月15日の広島市民球場でのこと。左翼に入っていた桧山は、当時99本塁打を記録していた緒方の本塁打性の打球を、左翼フェンスによじ登って捕球する超ファインプレーを披露。チームの勝利を呼び込んでいた。
「(翌日に)緒方さんに『すいませんでした』とか言って話したりね」と桧山。打つだけでなく、守って走れてこその野球選手というポリシーがある。今でこそ「代打の神様」と呼ばれるが、自身の原点とも言うべきプレーを刻めたからこそ、広島への思いは強い。
この日の桧山は、東京から夜に広島に移動した。「広島とはまた(CSでも)当たるかもしれないからしっかり戦いたい」。忘れられない記憶と共に、マツダスタジアムの打席に入る。
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