白仁田2軍で5回1失点 再昇格準備OK
「ウエスタン、阪神1‐13広島」(17日、鳴尾浜)
阪神・白仁田がプロ2勝目の1軍先発マウンドへ準備OKだ。初回から直球が切れた。左打者の内角を面白いようにえぐった。最速144キロの速球に「いい感じで投げられた」と手応え。ルイス、栗原ら1軍経験者が並ぶ広島打線を手玉に取った。
0‐0の五回。2死から会沢に被弾した。「本塁打だけは気をつけていたのに悔しい」と反省したが、失点はこの一発のみ。わずか62球で5回を最少失点に抑えた。
久保2軍チーフ投手コーチは「自分の攻め方のパターンが作れている。本当にいい」と絶賛。あえて課題を挙げるならと、フォークの精度に注文をつけた。
そのフォークも前回登板より良くなっている。四回、ルイスに対し内角直球を3球続ける。カウント0‐2から、ワンバウンドになる内角フォークで空を切らせた。「狙い通りでした。ちょっとだけ進歩です」と白仁田。決め球にも使えることを証明してみせた。
次回は24日からの1軍DeNA戦3連戦に登板する予定だ。「ちょっとしたミスをなくして、準備しておきたい」。プロ1勝目をつかみとった右腕が、今度は聖地初勝利をつかみとる。