今後も4番・鳥谷は不変 水谷コーチ明言

 不振でもテコ入れしません!!阪神の水谷実雄チーフ打撃コーチ(66)が20日、低調な打線を組み替えず、今後も4番・鳥谷を中心とした打線で戦う方針を示した。じたばたせず、自らを見つめ直させて現状打破を狙う。優勝は絶望的だが、CS進出は決定的。日本シリーズ進出へ向けて選手個々の奮起も促した。

 CSが目前に迫る中、打線は低空飛行を続けている。指導者として現状への焦りやもどかしさは募る。それでも一貫性を持ち、ぶれずに戦い抜くことが、ポストシーズンを勝ち抜く自信へとつながる。水谷チーフ打撃コーチは自力で現状を打破する必要性を力説した。

 「クリーンアップは変えんよ。そらそうやろ。変えたぐらいでみんな打てるようになるか?試合に出る選手がベストメンバーなんやから、やっぱりそこにおる人が打たないと」

 2試合連続猛打賞と復調気配を見せているマートンを、8月29日の巨人戦以来の4番に戻すことを否定。4番に鳥谷を据えた打線でシーズンを戦い抜く方針を示した。

 チームは7カード連続で負け越し中。その21試合で5点以上を奪った試合は4試合だけだ。特に敗戦した15試合の平均得点は1・46点。5度の0封負けを喫しており、反発力のなさは数字に表れている。大勝した翌日に沈黙することも多く、好不調の波も大きい。

 同コーチは現状打破へ向けて個々の意識にも言及した。「今はマートンが打ってくれている。ほかの選手も続くような打線にならないと」。安打が出なくても四球や進塁打で好調な打者へつなぐ。打線としての原点に返ることを期待した。

 シーズン終盤の疲れを考慮して、打ち込みなどの“荒療治”はしない方針だ。残り14試合。チーム一丸で殻を破り、CS突破へ弾みをつける。

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