掛布氏の引退特番に85年V戦士が集結!

 1985年の阪神優勝時のVナインが20日、日本一達成以来28年ぶりに、甲子園球場で一堂に会した。4番を務めた掛布雅之氏(58)の現役引退時の真相に迫る、TBS系の特番「テレビ未来遺産 壮絶…なぜ私はやめたのか?伝説の引退SP」(10月14日、午後9・00)の企画で実現。Vナインは同窓会さながらに盛り上がり、当時の秘話や暴露話が次々に飛び出した。

 甲子園のグラウンドで、4番の重圧を背負った時代や、88年の引退時の心境を語った掛布氏の番組ロケを盛り上げるため、かつての仲間たちがサプライズを仕掛けた。

 掛布氏には内緒で、スケジュールを合わせて聖地に集結。球場側も全面協力し、突然場内に「1番ライト・真弓」「3番ファースト・バース」…とアナウンスが響くと、往年のV戦士が右翼ポール際から次々に登場し、本塁に向かって歩いてきた。映画「フィールド・オブ・ドリームス」をほうふつとさせる光景に掛布氏も「映画みたいだ!」と喜んだ。

 これまで個々に集まることはあったが、聖地でV戦士が一堂に会したのは85年以来初めて。感激の掛布氏は「個性的すぎて仲いいわけなかったんですが、野球をやるとひとつになる最高の仲間なんです」と紹介した。

 再会に笑顔が広がったVナインは収録を忘れて?昔話で大盛り上がりとなった。

 85年開幕投手・池田親興氏(54)は前年のシーズン終盤に、真弓明信氏(60)から「来年、優勝できるから、今年は投げすぎるな」と耳打ちされた秘話を紹介。一方で85年開幕直前には、その真弓氏から相撲のさば折りの技をかけられたことも明かし「背中に痛みが走ったんですよ!」と29年ごしの“抗議”を入れた。

 岡田彰布氏(55)は「カズさん(抑えの山本和行氏)がケガした時“これで俺が抑えや”みたいな顔してたなあ」と“主語なし”の暴露話をしてニヤリ。中西清起氏(51)(現投手コーチ)を慌てさせる一幕も。

 代打の切り札・川藤幸三氏(64)が、85年は優勝決定まで4安打しか放ってなかったことが紹介されると、全員あ然。一斉に「よく、あんな大きな顔してベンチの真ん中に座ってましたね」とツッコミが入った。6番・佐野仙好氏(62)が、代打満塁本塁打を放った5月20日の巨人戦は、実はスタメンを外され、出番まではベンチ裏で「僕は、もういい…」と完全にふて腐れていたことも明かされた。

 超強力打線を前面に勝ち進んだ85年。当時監督の吉田義男氏(80)は「監督は楽させてもらいましたわ」とおどけつつ、「交代させたらバットを叩きつける選手もおりましてな」と個性派を率いた当時をなつかしそうに振り返った。真弓氏によると、遠征中に連敗した際に吉田監督が雰囲気を和らげるため「きょうは門限なしや」と言った際は、全員が真に受け、誰も門限までに帰らなかったとか。木戸克彦氏(52)は「日本一になりましたが、個性と武勇伝は世界一でしたね」と振り返っていた。

 85年V戦士たちの再集結。ほかにも懐かしい思い出話で、時間を忘れて、いつまでも盛り上がっていた。

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