CS初戦は“開幕男”メッセに任せろ

 CSファーストS初戦先発が濃厚な阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が7日、甲子園で全体練習に参加。自身も開幕投手に意欲を見せた。第2戦は8日のシート打撃に登板予定の能見、第3戦はルーキー藤浪の先発が有力だ。ファイナルSでは“Gキラー”スタンリッジ、榎田が控える。2位躍進を支えた5人の必勝ローテでCSを勝ち抜く。

 初のCSファーストS突破へ。初戦を任される可能性が高いメッセンジャーが“オレに任せろ”と言わんばかりに、CS開幕投手に立候補した。

 「いつでも準備はしている。1戦目に投げさせてもらいたいと、期待しているのはあるよ」

 力強くこう言い放った助っ人右腕。来日4年目は右のエースとしてフル回転した。30試合の登板で12勝8敗、防御率2・89と安定感抜群。183三振を奪い、最多奪三振のタイトルも確実だ。さらに今季はシーズン開幕、交流戦明け開幕、後半戦開幕に先発し、3戦2勝。大事な試合に強い「開幕男」でもある。

 広島の先発は日本球界のエースとして君臨する前田健が予想される。今季、2度の投げ合いでは好投しながら、2敗を喫した難敵だ。打線の援護も多くは望めないが、右腕は頼もしい。

 「(シーズンと)そんなに変わらないと思う。日本シリーズ進出が決まる一戦なら、違うだろうけど」。ハートは熱く燃えたぎっているが頭は冷静だ。いつもと変わらず自然体で、チームの命運を握るマウンドに立つ。

 第2戦には左のエース・能見が向かう方向だ。1日の中日戦(甲子園)で左指を負傷したが幸い大事には至らず。連日、キャッチボールで汗を流す左腕は8日にもシート打撃に登板予定だ。

 3戦目までもつれた場合は黄金ルーキー藤浪。高校時代、甲子園春夏連覇を成し遂げ、大舞台での勝負強さは証明済み。負けたら終わりという大一番がその右腕に託されることになる。

 ファーストSを勝ち進むと、ファイナルSには“Gキラー”2人が控えている。初戦には8日のDeNA戦に先発するスタンリッジが、中6日で向かう予定だ。2戦目には、10日にフェニックス・リーグの楽天戦に登板する榎田の先発が有力視される。

 ファイナルSに進出するためにも、メッセンジャーにかかる期待は大きい。「ファーストラウンドは初戦を取ることが大事。それを取りに行く。それだけさ」。短期決戦は先手必勝が鉄則だ。シンプルな思考で、大切な初戦を勝ちにいく。

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