虎ドラ1は九州共立大・大瀬良が最有力
阪神が24日のドラフト会議で九州共立大の153キロ右腕・大瀬良大地投手(22)をドラフト1位の最有力候補として挙げていることが11日、明らかになった。この日、中村GM以下、スカウトが兵庫県西宮市内でスカウト会議を行い、現場の要望が強い「即戦力投手」という条件に当てはまる大瀬良が評価を集めた。ドラフト会議前日まで、話し合っていく。
阪神が即戦力の153キロ右腕に白羽の矢を立てた。大瀬良は今秋ドラフト候補の中でトップの球速を誇り、1年目から先発ローテーションを担えることは確実視されている。187センチ、90キロの堂々とした体格から投げ下ろす剛速球で長崎日大時代から注目を集めた。
この日、スカウト会議に出席した佐野統括スカウトは「各担当に1位候補を挙げてもらい、シミュレーションした」と話した。この場で大瀬良についても論議されたとみられる。
担当の田中スカウトは大瀬良が下級生のころから足しげく視察。9月21日のリーグ戦・対福岡工大には中村GMも訪れ「即戦力候補の1人。楽しみな投手」と絶賛した。この試合で大瀬良は自己最速を1キロ更新する153キロをマークし5安打完封。リーグ戦は4位で今秋の明治神宮野球大会出場の夢は消えたが、スカウト陣の評価は不変だ。
大舞台の経験も豊富で、長崎日大3年夏の甲子園で花巻東・菊池(現西武)と投げ合い、初戦敗退。九州共立大1、2、3年の全日本大学野球選手権と2年の明治神宮野球大会に出場した。2、4年時は日米大学野球の日本代表に選ばれた。
リーグ戦終了後「今までやってきたことを信じて待ちたい」と語っていた右腕。広島なども高評価しており、複数球団の競合は確実だ。阪神はドラフト会議前日の23日まで他球団の動向を探る。
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