メッセ&マートン慰留へ大型契約提示
阪神が、今季で契約が切れるマット・マートン外野手(32)、ランディ・メッセンジャー投手(32)に対し、複数年を含む大型契約を提示して来季残留への慰留を行う方針であることが14日、分かった。目指す来季の9年ぶりVへ欠かせない2選手に、最大限の誠意を示す考えだ。
阪神はCSファーストSで広島に2連敗し、あっさり敗退となった。だが、うつむいている時間はない。来季、9年ぶりのV奪回へ。その投打のキーマンとなる2選手、マートンとメッセンジャーの残留に、球団が全力を注ぐ方針を固めた。
球団関係者は「メッセンジャーもマートンも、来年いてもらわないと困る選手」と、その存在価値を語る。その上で「こちらとしては最大限の誠意を見せる」と話し、慰留への決意のほどを示した。
そのために2選手の残留交渉へ向け、大型契約を提示する準備も進めている。
マートンは今季打率・314、自己最多の19本塁打を記録し、178安打で自身3度目の最多安打に輝いた。メッセンジャーもチームトップの12勝を挙げ、183奪三振で自身初の最多奪三振のタイトルを獲得した。
別の球団関係者が「あれだけの成績を残した選手。他のチームも動くだろう」と話すように、2選手には国内他球団やメジャーから高額オファーが届くことが想定される。
その動きに対応するべく、球団ではマートンの今季年俸2億4600万円、メッセンジャーの今季年俸1億2300万円からの大幅増を検討中だ。
加えて、メッセンジャーが複数年の提示を求めているという情報などから、両者へ複数年契約を含めた条件提示も視野に、残留交渉成功へ向けた動きが活発になっている。
聖地で受けた屈辱。そこからはい上がり、覇権を握るためには新外国人獲得や、FA選手の動向なども含め、さらなる戦力の充実は必要不可欠だ。投打の主力2選手の残留は、その1歩となる重要な要素。球団の威信を懸け、最大限の誠意で成功へと導く構えだ。
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