掛布氏が猛虎愛熱弁!球団要請認めた

 阪神が打撃アドバイザーへの就任を要請しているOB・掛布雅之氏(58)=現野球評論家=が14日、大阪府豊中市内で取材に応じ、要請があった事実を認めた。近日中に球団サイドと正式に会談する予定。26年ぶりの現場復帰に向けて「すごくいいお話をいただいた」と掛布氏。貧打線からの脱却へ「責任は全員にある」と打開策も口にした。

 虎の4番を経験した男として、言葉の端々にチーム愛がにじんでいた。どうすれば猛虎打線は変わるのか、どうすれば若手は飛躍できるのか‐。来季の打撃アドバイザー就任を要請されている掛布氏が、そのビジョンを吐露した。

 ここ数年、若手の主軸打者は一向に育っていない。貧打にあえぎ、CSファーストSでも広島の勢いに圧倒されて終戦を迎えた。掛布氏は水谷チーフ打撃コーチが引責辞任した事実を踏まえつつ、「誰かに責任を押しつけたりするのは違う。選手を含めた(チーム)全員に責任がある」と語気を強めた。

 なぜなら「選手は自分で育っていくものなんですよ」。コーチはあくまでも手助けをする立場であり、成長できるか否かは指導者ではなく、選手個人の意識が問題だ。現役時代の経験を踏まえ「吸収しすぎたら太りすぎるし、全部、排除したらやせ細る。(アドバイスを)取捨選択して、かみ砕いていかないといけない」と言う。

 「すべての人との出会いが、僕にとってはプラスだった」と掛布氏。愛するチームの後輩たちへ、少しでも自らの打撃理論が参考になるのであれば‐。球団サイドから非公式ながらも要請があった事実は認め、「すごく良いお話をいただいた。自分にとってもプラスになることだと思う」と笑みを浮かべながら明かした。

 近日中にも正式要請を受ける予定で「具体的なものが見えてない中で、(これを)やりたい、やりたくないというのはおかしい」。会談の場で球団側の思い、要望を聞いた上で指導ビジョンを固めていく方針だ。

 受諾すれば88年の現役引退から、実に26年ぶりの現場復帰となる。主軸として85年にチームを日本一へと導いた男‐。その経験、そしてグラウンド外で培った理論が、低迷する打線を変えるファクターになる。

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