掛布氏は「GM付」…編成にも権限

 阪神の臨時打撃コーチ就任が決まったOBの掛布雅之氏(58)の役職が「GM付」となり、職務範囲が編成にまで及ぶことが16日、分かった。南球団社長は「(中村)GMの要請によって選手の指導や、コーチ、監督に対するアドバイスも含めてやっていただく」と説明。「秋季、春季キャンプは臨時コーチ的な立場で指導して欲しい」と、和田阪神3年目のスタートから現場復帰するが、職場はグラウンドレベルにとどまらない。

 若手育成を主眼に置く一方で、同社長が「いろいろと」と話したように、補強戦略を手掛ける中村GMの相談役となることは自然の流れ。獲得リストに挙がる新外国人を画像などで見極める作業にも、尽力することになりそうだ。新戦力発掘へ、ミスタータイガースが従来の枠にとらわれない役割を担う。肩書は「GM付育成&打撃コーディネーター」が濃厚。「掛布の目」に猛虎復権が託される。

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