剛球右腕の早大有原、来秋虎ドラ1候補
阪神が来秋ドラフト1位の有力候補として早大・有原航平投手(21)をリストアップしていることが5日、わかった。
有原は187センチの長身で、最速156キロを誇る剛速球右腕。今秋の東京六大学リーグでは、エースとして8試合に登板し3勝1敗、防御率0・72。最優秀防御率のタイトルを初めて獲得した。
今春までは中盤以降にスタミナ切れを感じさせる場面もみられたが、課題を克服。10月19日の法大戦では、延長十二回に152キロを計測して14奪三振を奪うなど、成長をアピール。今月2日の慶大戦でも、バント安打のみの1安打完封の快投で、シーズンを締めた。
阪神の球団関係者は「終盤でも150キロぐらい出る。また、よくなっている」と評価。来年は済美・安楽ら投手に人材がそろうが「文句なく目玉候補」と、最高ランクに位置づけていることを示唆した。
また、早大は中村勝広GM(64)の母校。古くは岡田彰布元監督から、現役選手でも鳥谷、上本がドラフト上位で入団するなど、ゆかりは深い。現状では、有原は1位競合確実の逸材。即戦力右腕として、密着マークを続けていくことになりそうだ。