鳥谷来季も主将 海外FA行使せず残留
阪神・鳥谷敬内野手(32)が7日、守備の名手に贈られる三井ゴールデングラブ賞を受賞した。自身2年ぶり2度目。この日は海外移籍が可能なFA権を行使せず残留することも球団から発表された。来季もキャプテンとして、チームをけん引していく。
チームは優勝できなくても、堅実な守備で躍動した姿は、色あせることなく評価された。鳥谷は自身2年ぶり2度目の受賞に、広報を通じて喜びを語った。
「今回で2度目の受賞となりますが、守備を評価していただくのは素直にうれしいです。今後も守備でもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」
両リーグトップの221票での選出で、守備率・994は遊撃手のリーグトップ。今季は開幕前にWBCを戦い、その上でセ・リーグの遊撃手で唯一のフルイニング出場を記録した。
球界を代表する選手として、来季も阪神の一員として戦う。この日、海外FA権を行使せずに残留することを球団を通して発表。決断した段階で、和田監督に電話で意思を伝えた。指揮官はそのやりとりを「『来年もよろしくおねがいします』とあって、『一緒に優勝を目指そう』と」と振り返り、来季もキャプテンを任せる意向を伝えたという。
鳥谷は「今年は悔しい思いをしましたので、来季はチームの勝利に貢献できるプレーを一つでも多くお見せできるように頑張りたいと思います」とコメント。悔しさをモチベーションに変え、来季もチームの先頭に立つ。
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