スタンリッジ&ボイヤーの退団決定
阪神のジェイソン・スタンリッジ投手(35)、ブレイン・ボイヤー投手(32)が今季限りで退団することが14日、明らかになった。ランディ・メッセンジャー投手(32)と来季残留に合意したことで、両者には来季のオファーを出さず、月末に提出される保留選手名簿から外れることが決まった。
中村GMはこの日、「(外国人)投手は2人体制で行くことになる」と両投手と再契約の意思がないことを明かした。来季残留で合意したメッセンジャーに加えて、投手のもう1枠は呉昇桓(韓国・サムスン)を最有力としたストッパー獲得のために残している。今季リーグ3位の防御率2・74の好成績を残したスタンリッジだが、編成上の理由で、来季構想から外れた形だ。
野手もマートンと来季残留で合意。新外国人のゴメスとも基本合意に達しており、近日中にナショナルズから保有権が放棄される見通し。来季は投手2、野手2の4人体制で臨む方針だ。一方で来春以降にアクシデントが起こった場合に備えて、第5の外国人選手の調査は継続していく。
保留選手名簿を外れることで、両者は国内他球団との交渉が可能になる。2010年シーズン途中から約4年にわたって虎投を支えた右腕が、来季は敵に回る可能性も十分にある。