鶴岡獲りから撤退 九州思考強く…
阪神・中村勝広GM(64)は15日、日本ハムからFA宣言し、獲得を目指していた鶴岡慎也捕手(32)の争奪戦から撤退することを明らかにした。
「彼の(生まれ故郷でもある)九州に対する思い入れが強いようなので…。今後、表向きに交渉をすることはありません」と中村GMは苦渋の表情で語った。
阪神は本社サイドから捕手陣の強化を厳命され、鶴岡に照準を絞り、複数年契約を用意して交渉に臨む準備を整えていた。だが、鶴岡サイドから九州志向を伝えられたことで、交渉前に争奪戦からの撤退を決めた。今後は他球団とのトレードを視野に入れながら、捕手強化策を探っていく。