ゴメスの虎入り決定!新井と勝負
「虎のゴメス」誕生だ。阪神は米大リーグ、ナショナルズのマウロ・ゴメス内野手(29)と基本合意に達した。15日、球団幹部が明らかにした。ドミニカ共和国出身のゴメスは今季、ブルージェイズ傘下3Aで29本塁打した右の大砲。ポジションは一塁で、新井と正一塁手をかけて争う。
新4番候補としてラブコールを送ってきたゴメスの獲得が決まった。この日までに同内野手の保有権を持っていたナショナルズと阪神との間で移籍合意。球団幹部は「移籍金の調整をしてきましたが、整いました。基本合意に達しましたので、大丈夫。活躍を期待しています」とコメント。3Aで3年連続20本塁打を記録したドミニカ共和国出身の大砲が猛虎党の期待を背に、海を渡る。
今オフのテーマだった大砲の獲得に成功した。ゴメスは今季、ブルージェイズ傘下の3Aで110試合に出場。打率・249ながら29本塁打、73打点を挙げるなど、長距離砲として存在感を示していた。シーズン終了後は10月下旬からドミニカで開催されているウインターリーグに参戦。かねて日本行きを希望していただけに、母国で聞いた朗報は、これ以上ないモチベーションになったはずだ。
メジャー通算2本塁打と実績は物足りないが、バレンティンやブランコが日本でブレークしたように、中南米産の規格外のポテンシャルに期待が膨らむ。
この日、チーム首脳はゴメスの守備位置を「一塁」と想定していることを明かした。すなわち、新井との一騎打ちになる。昨季、本塁打、打点でチーム2位の成績を残した新井は9日に「もう1回、4番を打ちたい」と発言。春季キャンプから「主砲争奪」のし烈なバトルが繰り広げられる。ゴメス獲得は打線だけでなく、チーム内競争の活性化につながりそうだ。
求められるのは、試合を決める一撃。停滞ムードをはね返す一発。リーグ最少の82本塁打、リーグ5位の得点(531)に終わった今季のフラストレーションを豪快なスイングで払拭(ふっしょく)してほしい。そんな願いが込められる。
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