阪神からＦＡ宣言した久保康友投手（３３）が２３日、甲子園で行われたファン感謝デーに参加し、去就に関しては熟考中であることを明かした。

　「特に動きはない。決まったらまた言いますよ。じっくり検討したい。決断の期限は球団次第。早くしてくれと言われれば早く考えるし、何もなければじっくり考えたい」と態度を保留した。

　前日には獲得を目指すＤｅＮＡ・中畑監督から電話を受けた。「選手としてありがたいというか、そういうふうに（獲得したいと）言ってもらえたんで。一方的だったけど…。熱い気持ちが伝わってきた」と喜んだ。

　阪神からは、１９日に現状維持となる年俸１億２０００万円での２年契約を提示されている。この日のファン感謝デーでも和田監督から残留を要請された。「（和田監督と）何回も話はしている。電話もいただいている。必要としてくれるのはありがたい」と残留についても明言は避けた。