ゴメス三塁、新井一塁ツープラントンも
ツープラトン起用で超重量打線形成だ。阪神が、獲得した新外国人のマウロ・ゴメス内野手(29)に対して、来春キャンプで三塁起用のテストを行う方針であることが24日、明らかになった。
今季はブルージェイズ傘下3Aで110試合に出場し、主に一塁とDHの出場だったゴメス。三塁での出場は10試合だったが、球団関係者は「ゴメスはサードを守れると聞いている」とし、来春キャンプで適性をあらためてテストする考えだ。
これにより待望の長距離砲を得て、超重量打線を組むことも可能となる。三塁は新井良に加え、秋季キャンプで今成をコンバート。だが、1年間を通して働けるかは未知数。ゴメスが一塁のみの起用だと、新井を控えに回さなければいけない。
ゴメスの三塁起用にめどが立てば、一塁で新井の打力を生かせる。さらに新井良、今成らの競争心をあおり、レベルアップを促すことにもつながる。
阪神の今季の総得点は、リーグ5位の531点。和田監督が「(長打力は)今年一番足りなかったところ。相手に与える恐怖感が違う」と期待するゴメスをフル活用できれば、得点力や長打力の不足を補い、バリエーション豊かな強力猛虎打線が完成しそうだ。