阪神は２６日、マット・マートン外野手（３２）と、アメリカのテネシー州ナッシュビル市内のホテルで来季の選手契約を締結したことを発表した。

　１年契約で年俸は３５０万ドル（約３億５０００万円）。「日本での５年目を再び、阪神タイガースでプレーできることに大きな喜びがあります。やはりこのチームで優勝を勝ち取りたいと強く思っています」と球団広報を通じてコメントした。

　帰国時にはメジャー復帰の可能性に含みを残す言葉を残していたが、晴れて正式残留が決定。今季は打率・３１４、リーグ最多の１７８安打を放ち、チームを昨年の５位から２位へ躍進させる原動力となった。

　交渉にはマートンの精神的サポートを期待されるオマリー打撃補佐も同席。「シーズン中に多くのアドバイスをもらえることと思っております」と打撃、精神両面での助言に期待を寄せた。最良の相棒を得た安打製造機。来季は９年ぶりのリーグ優勝奪回にまい進する。