中西コーチ、呉に球児並みの活躍期待
球児クラスの活躍に期待だ。阪神の中西清起投手コーチ(51)が29日、新守護神候補の呉昇桓(オ・スンファン)に対して、厳しいノルマを課した。
「後ろのピッチャーだから逆転負けがないようにしてほしいな。(年間)2、3敗までに抑えてほしい」
長く守護神としてチームを支えた藤川(現カブス)は08年に8勝1敗38セーブと圧倒的な成績を残した。今季は抑え起用で苦労しただけに、呉への期待は高まるばかりだ。すでに右腕の投球はビデオでチェック済み。「真っすぐは常時155、6キロ出る。スライダーもいい。狙って三振を取れるピッチャー」と絶賛した。
この日は神戸市内でサンテレビ「熱血!!タイガース党」に生出演。番組内では呉が12月中旬に来日した際に、和田監督、黒田ヘッドコーチ、山口投手コーチと会食することを明かした。「韓国のスーパースター。日本で言うと球児や岩瀬だ」と中西コーチの口調は熱を帯びていた。